迷ったとき・・
旅に出るにはなんらかの「動機」があります。桜を見に行く、美味しいものを食べる、温泉で休養等々・・。それらを家族で話し合って目的地を決めます。次に車にするかJRにするか・・交通「手段」を決めます。
また、目的地までの距離・時間を計算し、「お金(資金)」がいくら必要かを考えます。このように「計画」を立てなければ旅行であっても目的地には到着しません。
会社経営も同じで、事業を行う「動機」を明確に持ち、自分が描くストーリ(道筋)を実現させるための「計画」を立て、人材や設備などの「手段」を準備し、そして「資金」を用意し出発です。
しかし、企業経営は波乱万丈です。良いときもあれば、何をやっても上手くいかないときもあります。長い年月の中で「目的」地が何処であったかがぼやけてしまい、向かっている方向を見失う・・という事が多々あります。
1.売上数字をどう考える
技術の発達により同じような性能、デザインの商品が新興国でも作れる時代となりました。そこに日本の電化製品が苦戦している理由があります。
違いを分かりやすくするため価格競争を始め・・その後、どうなったかは、皆さんもご存じの通りです。
製造原価を下げるための過大設備投資、販売強化のための過剰人員、豊富な品ぞろえのための過剰在庫等々・・ここで不良債権が発生すると会社存亡の危機です。
これらは、売上至上主義から来る問題で、売上を伸ばす事が会社の「目的」だとすると大変な事になるケースもあります。
2.販売方法を見直す
個性を生かした商品を販売する、お客様に満足して頂けるサービスを提供するなど経営者様それぞれ「目的」があります。
しかし、どんなに素晴らしい製品、商品であっても、お客様のニーズにあっていなかったり、知ってもらわなければ購入して頂けません。自社が目指した「目的」地はどこかであったのかをもう一度見つめ直してみませんか?
そのために、今一度、お客様の声に耳を傾ける事からスタートしましょう。たとえば、会社全体が笑顔で満たされ、親身な対応を心がける事などにより業績が大きく変わるかも知れませんね。
当事務所では事業計画作成、経営理念の作成、事業承継準備など企業が次のステップへと進むための応援を行っています。お気軽にご相談ください。