松下幸之助:1 利益を確保するための強い思念を持つ
税理士の佐藤です。ご存じ、松下幸之助氏は経営の神様と呼ばれています。その神様の言葉をご紹介します。
松下氏は経営の行き詰った会社を何社も立て直しております。その過程で、なぜこれらの会社が行き詰ったかを分析しました。
立派な技術を持ち、販路も相当あり、人も立派・・しかし、経営はうまくいかなかった・・何が問題だったか?
それは、「一定の利益を確保しなければならない点に非常に信念が薄い」と言う事が問題でした。その後これらの会社はうまく立ち直ったようですが、松下氏いわく「特に何も手を入れる必要はなかった」そうです。
会社は、一定の利益を確保するという、非常に尊い義務があります。
一定の利益は、「原価を最低限引き下げる努力をした」ものに、「一定の利潤を加味した」、最低価格をお客様に承認していただく努力をすれば確保することができます。これらを徹底すれば経営はうまく行くと松下氏は語っています。
つまり、コストを削減するために企業努力している事をお客様に理解していただけたら、お客様は自社の商品を「高い」とは言わないはずです。
原価の削減と適正な利益を確保する強い信念を持ち、黒字決算に向け頑張りましょう。