松下幸之助:4 経営理念の出発点

税理士の佐藤です。最近、理念がない会社は弱いなと感ずる機会が多くなりました。

自分の会社の存在意義を考えた事がありますか?

「お金持ちになりたい」、「偉くなりたい」、「これが得意だ」、「人には負けない」

それぞれ、経営者には会社を創る動機があります。しかし、その動機が果たして良いのか・・誰にも分かりません。ただ、あまりにも安易に会社を起こす人が多すぎます。

人から必要とされない会社は存続する事は出来ません。会社が生き残るとためには社会が、その会社を必要としている事が大切です。

松下幸之助氏は「経営者として経営について考えるときに、単なる利害だとか、商売の拡張だとか、といった事だけを考えることは出来ない。」、「何が正しいかという人生観に立ち、かつ、そこから生み出されるところの、社会観、国家観、世界観といったものをもとに」経営理念を勘案しなければならない、「自然の摂理から考えるのが出発点である」と言っておられます。

自然の摂理から考えた場合、自社が存在しうる理由を考えたいですね。(税理士 佐藤)