かわら版:オリンピックが終わって・・
税理士の佐藤です。
日本時間の13日、日本のオリンピック史上最多となる38個のメダルを獲得し、17日間にわたるドラマが終了しました。「なでしこジャパン」、「火の鳥NIPPON」、「卓球女子」などに代表されるように女性の活躍が目立ちました。まさに、現代の日本を象徴するようです・・。
そこで、男性陣に目を向けてみましょう。ボクシングミドル級の村田 諒太選手は、北京五輪の出場権を逃し引退しましたが、1年半後に競技を再開し、今回金メダルを獲得しました。
試合後、村田さんはプロ転向を否定し、「アマが、プロより下と思っていない」、「プロの世界チャンピオンは何人もいて、すぐに価値が下がる。僕は最もシビアで価値のあるもの、金メダルを目指してきた」、「金メダルを取ったことがゴールではない。金メダルを傷つけない、金メダルに負けない人生を送るのが自分の役目」と語っています。
村田選手の強い意志を感じる発言ばかりで、「金メダルは夢じゃなく、目標だった。達成できてよかった」と語っていたのが印象的でした。
本気で目標を達成させる
大人になって思うことがあります。「なぜ、学生時代勉強をもっと頑張らなかったのだろう」、「あの時、勉強していたら、違う人生を歩んでいたはずだ」。自分の意志の弱さを忘れ、親や先生のせいにして逃げていました。
同様に「なぜ、うちの社員は働かないんだ」、「もっと、優秀な社員を雇えば良かった」と思っていませんか?不平不満ばかりの人生では、何にも解決しません。人ではなく、自分に問題がある事に気づくべきです。
会社の業績が伸び悩んでいるのは、「“本気”で目標を達成するという強い意志が無い」事が原因です。
昔を思い出してください。毎日、着実に勉強していた同級生がいたはずです。彼らと自分の違いが何か、皆さんは知っています。○○大学に合格する、○○の資格を取る、医者なる等、頑張りきれた人には「本気で実現させるための具体的な目標」があります。
目標を紙に張り出す?
うちの息子は受験生です。目標を紙に書くのが好きなようですが・・その意志が続かないのが弱点です。しかし、常に目の前に「目標」を忘れないように張出すのは有意義だと思います。
オリンピックで「火の鳥NIPPON(女子バレー)」の監督が「iPad」を駆使したようにアナログではなくデジタル機器を有効に活用という選択肢があります。たとえば、TKCの会計システムを利用すると目標と実績、同業他社との比較等がリアルタイムに確認できます。
目の前のパソコンで「目標と実績」が常に見られるからこそ、現状の反省と改善策を考える事が出来、販売戦略の見直しをするという「強い意志」が生まれるのです。
目標未達を「見える化」する
目標達成へのポイントは、
1.「本気で達成させたい目標」を設定
2.「目の前のパソコンで目標と業績を比較」
3.「目標必達のため、戦略を練り直す」ことです。特に、戦略の練り直しが重要です。
ボクシングの村田選手のように「○○○は夢じゃなく、目標だった。達成できてよかった」と言えるように頑張りましょう。